戦略コンサルティングファーム 業界・企業研究

マッキンゼー・アンド・カンパニー

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特徴:コンサルティング業界におけるリーダー的存在

マッキンゼー・アンド・カンパニー(Mck)は、1926年にシカゴ大学の経営学教授ジェームズ・O・マッキンゼーとその仲間によって創設された経営コンサルティングファームです。

 

1933年に入社したマービン・バウアーにより確立された“ファクトベースコンサルティング”という科学的かつ論理的な問題解決の方法論は、現代コンサルティングの祖ともいえます。

 

現在は世界60カ国、120拠点に14,000人以上のコンサルタントを擁する、まさにトップファームの1つであり、コンサルティング業界におけるリーダーともいえる存在となっています。

 

日本法人は1971年東京に開設されて以来、大前研一や南場智子、並木裕太など数々の人材を輩出しています。

 

社名 マッキンゼー・アンド・カンパニー
代表 アンドレ・アンドニアン(日本支社長)
設立 1971年(東京オフィス)、2018年(大阪オフィス)
所在地 東京都港区 六本木1-9-10 アークヒルズ仙石山森タワー
企業サイト https://www.mckinsey.com/jp

 

得意分野:戦略領域への高い専門性を持つ

・得意業種:医薬、小売、金融

マッキンゼーでは「金融のアンバンドリング戦略」などの論文が執筆されている、金融業界のコンサルティングに強みを持っています。また、医薬品企業のR&D戦略やマーケティング戦略、小売企業の成長戦略、マーケティング戦略でも高い実績と多くの論文を執筆しています。

 

・得意分野:戦略、組織

マッキンゼーは元来「組織設計」や「コストカット」に強いコンサルティング会社でした。アメリカの大企業が多角化戦略を実行する中で、事業部制組織に移行するコンサルティングで大きなシェアを獲得していました。

その後、BCGが戦略コンサルティングをスタートすると、マッキンゼーも戦略部門を立ち上げ、大前研一氏を中心とする戦略コンサルティングで大きく成長を遂げています。

 

ポジションと年収

役職名 年次(目安) 給与(推定)
ビジネスアナリスト 1年目~3年目 600万円~900万円
ジュニアアソシエイト 3年目~6年目 900万円~1,200万円
アソシエイト 6年目~9年目 1,200万円~1,500万円
マネージャー 9年目~ 1,500万円~2,000万円
アソシエイトプリンシパル 実力次第 2,000万円~5,000万円
プリンシパル 実力次第 5,000万円~

国内外の大学・大学院に在籍する新卒学生の方、および大学(学士、修士)既卒で、実務経験が2年未満の方は、ビジネスアナリストとしての採用となります。一方、2年以上の実務経験のある方、応募時点でMBAに在籍されている方、Ph.D.を取得見込みかつ取得意思のある方は、アソシエイトへの応募となります。

 

求める人物:リーダーシップ溢れる課題解決者

マッキンゼーでは、問題解決力や目標達成力を持ち、チームワークやリーダーシップを発揮して働くことができる人材を求めています。

 

元採用担当の伊賀氏が書いた「採用基準」にもあるように、マッキンゼーではコンサルタント1人1人のリーダーシップを重視しており、その重視度は他のファームよりも高いといえるでしょう。

 

同社の採用Webサイトでも、

・学業分野において卓越した結果を残し、積極的な課外活動などの経験があること
・現・前職務において、求められる成果を達成し、高い評価を得ていること
・ビジネスレベルの英語会話力があること

と表記されており、高度な問題解決力およびリーダーシップを求められていることがわかります。

 

選考フローの特徴

  • 書類審査
  • Problem Solving Test
  • ケース面接×2~3回
  • 内定

①書類審査

マッキンゼーは履歴書、職務経歴書、志望動機書、英文レジュメといった書類の提出が求められます。マッキンゼーは他のファームに比べ、書類もしっかり読まれる傾向にあるので、エージェントに添削をしてもらい、仕上げた状態で提出するようにしましょう。

 

②Problem Solving Test

マッキンゼーの選考フローにおける大きな特徴の1つがこのProblem Solving Test(PST)です。特殊な形式のため、まずは公式サイトに掲載されている模試を解くことをお勧めします。またPST対策は下記コラムもご活用ください。

 

③ケース面接

ケース面接の回数は人に寄りますが、2~3回のことが多いです。マッキンゼーのケース面接は、「○○の売上を上げるには」といったシンプルなものばかりではなく、「○○業界への進出の是非」といった論点設計が複雑になるようなケースも出ます。十分に対策をして臨みましょう。

 

卒業後のキャリアパス

マッキンゼーの特徴は、卒業後のキャリアパスの多様さです。リーダーシップのある人材を育成し、「マッキンゼー・マフィア」との異名も持つ2万7000人にも及ぶアルムナイ(卒業生)は政財界で幅広く活躍しています。

大前研一

株式会社 ビジネス・ブレークスルー 代表取締役

早稲田大学理工学部卒業。
卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍。1992年政策市民集団「平成維新の会」を設立。マッキンゼー退社後「一新塾」を設立。1996年には起業家養成のための学校「アタッカーズ・ビジネス・スクール」を開設、塾長に就任。

近藤 正晃 ジェームス

Twitter社 日本代表

慶応義塾大学経済学部卒業。
卒業後、ハーバード大学 経営大学院修士号を取得。マッキンゼー・アンド・カンパニー、平成政策研究所・平成維新の会を経て、2003年東京大学先端科学技術研究センター客員助教授、2004年同助教授を経て、特任准教授に就任。 2005年に、世界経済フォーラム(ダボス会議)のYoung Global Leadersの1人に選出された。2011年4月、Twitter社の初代日本代表に就任。

波頭 亮

株式会社XEED 代表取締役

東京大学経済学部卒業。
卒業後、マッキンゼー&カンパニー入社。1988年、経営コンサルティング会社、株式会社XEEDを設立。同社代表取締役に就任。幅広い分野における戦略系コンサルティングの第一人者として活躍を続ける一方、明快で斬新なビジョンを提起するソシオエコノミストとしても注目されている。

南場 智子

ディー・エヌ・エー取締役、横浜DeNAベイスターズオーナー

津田塾大学卒業。ハーバードMBA。
卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社。数年の勤務を経てマッキンゼーで日本人女性としては歴代3人目となる共同経営者(パートナー)へと就任。1999年、仲間と共にDeNAを設立、代表取締役に就任する。現在は同社取締役、横浜DeNAベイスターズオーナー。

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森泰一郎

Advantage Career代表。森経営コンサルティング代表。 東大、東大大学院卒。大学時に起業した後、戦略コンサルティングファームに入社。大手向けの新規事業立案、マーケティング、M&A業務に携わる。ITベンチャーのラクスルにて経営企画のマネージャーを行った後、大手企業にて取締役CSOとなる。

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